夜の仕事経験は就活に活かせる。元月収50万超えキャバ嬢が語るその理由とは?

夜の仕事経験は就活に活かせる。元月収50万超えキャバ嬢が語るその理由とは?

キャバクラやガールズバー、いわゆる夜の仕事をアルバイトにして働いている学生もいるでしょう。

夜の仕事は煌びやかで花のある世界である一方、就活には何も役に立たなそうと思っている人も多いのでは。しかし、大学生時代にキャバクラで働き月収50万円以上を稼いでいた彩花さんは、「キャバクラ経験は就活に活かせる」と語ります。なぜ彼女はそう感じたか? インタビューしました。

きっかけは、華やかな世界へのあこがれ

――夜の仕事を始めようと思ったきっかけは?

華やかな世界への憧れです。男の人と話すだけでお金が貰えるのが楽そうだなって思ったことも理由のひとつかな。

――そういうお仕事は夜遅くまで働く印象ですが、学校の授業は出席していた?

出席できていましたよ。お店の閉店時間は26時だけど、次の日の授業が1限のときは終電には帰らせてもらってた。終電がなくなったときは、お店の人が家の近くまで送ってくれました。

――親が心配しそう……。

母親は了承済みです。「学業を怠らなければ好きなようにやりなさい」と。本当に感謝してます。

――いいお母さんですね。ちなみにお父さんは夜の仕事をしていることは知っていた?

知らない。こっそりやってました(笑)。

月50万円稼いでいた夜時代

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――夜の仕事というと時給がいいイメージがあるけど、実際のところどうなのでしょう?

給与はいいですね。私はガールズバーの時は2500円くらいもらってた。キャバクラのときは4000円。年齢が若かったのも関係していると思います。

――月50万くらい稼ぐ月も……?

あります(笑)。でも、それを当たり前と思わないように半分は貯金してた。稼げるうちに稼いで、足りない分はそこから切り崩してたんだよね。一人暮らしを始めてからは学費以外の援助はなかったので。

――立派な心がけですね。学生のうちにそんなに稼いだら使っちゃいそう。

確かに高収入を得たことがきっかけとなり、大学をやめてしまう子もいる。でも、そうしたらずっと夜の世界で働くことにもなるじゃないですか。私は、その怖さは忘れないようにしていました。

――普通に働くのがバカらしく感じてしまう人もいるでしょうね。お金事情は分かったけど、何かオイシイ思いをした経験は?

ありますよ。大学2年生のとき、38万円もするシャネルのバッグを買ってもらった!

――38万!すごい!……ここだけの話、どうやっておねだりを?

そういうつもりはなかったです。同伴することになって「どこで食べる?」って聞かれたから「銀座」って答えたんですよ。すると「シャネル好きだったよね? シャネルの上のフレンチに行こう。その前に何か買ってあげるよ」って言われて。

――本当に買ってもらえるんだ。

何度か「今度何か買ってあげる」とは言われていたけど、お酒の席だったので信じていませんでした。でも同伴したら本当に買ってもらえた。

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こちらがそのバッグ。うーん……羨ましい!

――気前がいい。

いま思い返してみると楽しい思い出たくさんあったな。一緒に旅行したときは、旅費などを全部支払ってもらえました。

――ちなみにそれは選び抜いた男性と?

もちろん(笑)。

自己中な人間から空気の読める人間に

――夜の仕事を通して自分が変わったと思うところは?

私、自己中だったんです。自分がよければ相手がどうあろうと関係ないというか。そんな自分が空気を読めるようになりました。相手を立てるように気を遣えるようになったかな。

――具体的には?

会話の最中に自分がどんな振る舞いを求められているか意識すること。それは面接でも活かせました。営業職などでは、その人の下で働いてもらいたいと思われることが第一。だから、相手の挙動を見て受け答えを工夫していましたよ。嘘にならない範囲で好印象を抱かれるような回答を心がけられるようになった。

面接で臆せず臨める

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――夜のお仕事となると年上の人と話す機会が多くなりますね。

そうですね。言葉遣いはもちろん、話し方も変わったかな。私が働いていたお店は、結構老舗。社長さんとか役員さんなども訪れるので、年上の方とお話する機会は多かった。50代や60代くらいの年上の方でも話すことに抵抗はなくなっていきましたね。

――年上の人と話すことに抵抗がなくなることは、面接でも活かせそう。

はい。周りの就活生の子は大人を怖がって「何話したらいいかわからない!」と言ってたんだよね。その点に関して、私は余裕(笑)。面接官はお客さんじゃないけれど、怖いと思ったことはありません。

――なるほど。反対に「ここは大変だったな」ということは?

面接のときに夜のお仕事をしてましたとは言えないこと。夜の仕事から学んだことも多いので、その経験を話せないのはもどかしかった。世間では、夜のお仕事にマイナスなイメージを抱かれることもまだまだありますからね。

――大手の会社や業種によっては偵察というか……お店に行くなんて噂もありますからね。

マイナスなイメージを持たれてしまうのは避けられないことかもしれません。

人脈の作りやすさは唯一無二

――夜の仕事ならではの、アルバイト経験を通して得たものって何かありますか?

『人脈』や『コネ』ができるのは他のアルバイトにはないと思う。さっき少し話したけど、社長さんや役員さんとも出会える。思わぬところにチャンスがあったりします。

私もお客さんに「学校のインターン選考に落ちた」って話をしたら、その方のつながりで一週間くらいインターンさせてもらった。

――ちなみに、どういった業界でインターンを?

○○です(※編集部注:すごいところだったので伏せ字とさせていただきます)。

――○○! 東大生くらいしかインターンに参加できないと思ってた!

大学ではありえないことも、夜の世界では当たり前のことだったりする。人脈をつくるという点では、夜の仕事は他のアルバイトにはない強みだと思います。

開き直ることを覚えて、メンタルが強くなった

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――自分の経験として得られたものを教えてください。

メンタルは強くなったかな。仕事にも慣れてきて売り上げの数字やお客さんがついたり、目に見える形でわかるから成長を感じられました。

一方で、だんだんと売上や使命を貰えることがプレッシャーになってきた。お店に行きたくなかったり、実際に体調が悪くなった日もありましたけど。

――でも頑張れた。

開き直ることを覚えたからかもしれない。私のプライドは、売上をとれることと、指名を貰えることで育っていったんです。でも、思ったように売上が上がらなかったり、指名をとれなくなった時期があった。

――つらい。

そのときに『努力しても必ず報われるわけじゃない』と思い始めたんですよ。「成功するまでやる。もし成功しなかったら仕方ない。次行こう」って切り替えできるようになった。肩の荷が下りて、気持ちが楽になりましたね。

――気持ちが楽になってからはどうだった?

不思議と売上が伸びました。お店をやめようと思ったとき「時給を上げるから」って引き止められるくらい(笑)。

――お店から貴重な戦力だと思われていたんですね。

ありがたいことに。そんな経験をしたので、いまの仕事で怒られても、全然へこたれない。病むことや無駄に考え込むこともありませんね。

初対面の人との会話に免疫をつけよう

――最後に就活生に何かメッセージをどうぞ。

私の経験から言えることはやっぱり『人脈を広げたほうがいい』ということですね。

――つまり?

「初対面の人と何を話したらいいのかわからない!」とうろたえないように『免疫をつけるのが大切』かなと感じています。ほとんどの就活では面接官の人とは初対面。学生のうちにいろいろな人と話をする機会を作ると、きっと面接にも役立つんじゃないかな。

――入社後も役に立ちそうです。

うん。社会人になったら毎日初対面の人と会って会話をしたり、一緒に仕事をすることもありますからね。特に営業は。学生のうちに初対面の人、年上の人と話しておいて免疫をつけておいた方がいいのかも。

雰囲気に圧倒されることはあるけど、少なくとも相手に対してオドオドしなくなるかな。

まとめ

夜の仕事は就活に活きるのか、というテーマで決行した今回のインタビュー。実際に会社員として働いている年上の方と話す機会、初対面の人とじっくり会話する経験は就活生にとって貴重な経験といえるでしょう。その他にも、相手に求められている振る舞いを理解できる、メンタルが強くなるなど、就活に不利なことよりも、役立った経験が多いような印象を受けました。

いまアルバイトをしている人は、その経験を通してどんなスキルを得ているか、振り返ってみるといいでしょう。ひょっとしたら就活時の強みにつながるかも?


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